近年ITシステム開発オフショア先としてベトナムが選ばれることが一般的になってきました。当社は設立以来、日本の企業様に対して他の日本企業にも引けを取らない品質や信頼を目指し、自社サービスを展開しています。本記事では、ベトナムにおけるオフショア開発の魅力について、当社独自の視点から解説いたします。
① コストの優位性
ベトナムのシステム開発単価は、日本と比較して約35%程度に収まります。ベトナムの物価自体が日本の物価と比べ1/2〜1/3程度で安価である背景があり、実態調査によるとIT人材の給料額は日本のIT人材の約1/3程度に抑えられています。2024年のデータによると、ベトナムのITエンジニアの平均月収は約812ドルで、日本の約2,500ドルに対しコスト面での優位性があります。諸々の諸経費も含めた人月単位で見ても明らかなコスト面での差を感じていただけるでしょう。
② 優秀なIT人材の豊富さ
ベトナム政府は2020年に国家DXプログラムを発表し、2025年までの目標を設定して人材育成に注力しています。国内の約70%の大学にIT関連学部が設置され、年間5万人以上のIT人材が育成されています。この結果、国内のIT人材は53万人を超え、IT産業は毎年約10%の成長を続けています。特に日本企業からの新規投資が増加しており、情報通信分野が注目されています。また、日本企業向けの案件は高度化しており、モバイルやWeb系からAIやクラウド関連の案件に移行しています。さらに、民間企業は大学設立に出資し、実践的な教育プログラムを提供することで日本市場を意識した人材育成を行っています。
③ 地理的優位性と時差の優位性
ベトナムと日本の時差はわずか2時間程度です。ベトナム人の習慣として朝が早いため、日本のコアタイムに合わせて就業時間を調整することが大前提可能です。そのため開発拠点(ベトナム)とのコミュニケーションもスムーズな点が他国との大きな差別化ポイントです。東京から主要都市(ホーチミン・ダナン・ハノイ)までのフライト時間も約6時間で、視察やミーティングにもアクセスしやすい距離です。この地理的な利点により、リアルタイムでのやり取りが可能となり、プロジェクトの進行が円滑になります。
④ 安定したインフラ
ベトナムはインフラが整っており、電力供給や通信環境が安定しています。2024年、全国的なインターネット普及率が約79%を超え、特に都市部では高速インターネットが利用可能です。これにより、開発作業がスムーズに行える環境が既に整っています。
⑤ 親日的な文化
ベトナム人は日本製品や文化に親しみを持ち、日本に対するリスペクトが強いです。調査によると、ベトナム人の約80%が日本に対して好意的な印象を持っており、文化的な親近感も高まっています。このため、仕事がしやすく、良好なコミュニケーションが期待できます。ちなみに当社では社内での日本語学習希望者も多く、ダナン拠点、ホーチミン拠点でもそれぞれ日本語学習時間を独自で社内教育の一環として採り入れています!社内全員が日本人の方々と働けることに大きな期待を持っているところが他のオフショア拠点との大きな差別化ポイントです。
※他のオフショア開発先との比較
中国はオフショア開発の歴史が長いですが、コストはベトナムの約2倍となっています。人件費は上昇傾向にあり、コストメリットが薄れています。また、言語の壁や文化の違い、商習慣の違いも大きな課題となっているようです。
インドもオフショア開発先としての歴史がありますが、コストが上昇しているため、ベトナムの方が圧倒的にコスト面での優位性があります。日本語話者の数も少なく、コアタイムやスケジュール感の調整などに若干の難がある声があるのも事実です。
上記のように、「コスト面」「文化的な側面」で圧倒的に日本に対しての優位性を寄与できるところがベトナムの最大の魅力だと考えております。
まとめ
オフショア開発を行う際には、コスト、優秀な人材、安定したインフラ、そして親日的な文化を持つベトナムがおすすめです。
さらにAIoTは品質、信頼度、親日度で他のオフショア拠点と比べて日本企業様の最適なパートナーとなれる自身がございます。ぜひ、ベトナムでのオフショア開発を検討していただき、当社にお任せください!